生活習慣病という言葉を耳にすることは非常に多いと思います。
よく耳にするけどどこか他人事としてとらえてしまう方も多いのではないでしょうか?
しかし生活習慣病は誰にでも起こりえる病気で、普段の生活で生活リズムや食生活などの乱れのある方は特に意識した方が良い病気となっています。
生活習慣病とはどんな病気?
そもそも生活習慣病とはどのような病気か知ってますか?
生活習慣病とは食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣がその発症・進行に関与する病気群と定義されています。
病気群と呼ばれているようにひとつの病気の事ではありません。
ではどのような病気が生活習慣病かというと、
糖尿病
高血圧
高脂血症
メタボリックシンドローム
心臓病などの循環器病などが挙げられます。
糖尿病はだいぶイメージしやすいのではないでしょうか?
ちなみに以前は成人病とよばれていましたが、成人でも生活習慣の改善により予防が可能である、成人でなくても発症の可能性があることが分かってきたため生活習慣病と呼ばれるようになったそうです。
生活習慣病の怖さ
生活習慣病の多くは仮に発症したとしても、かなり進行するまで自覚症状がほとんど現れないという怖さがあります。
その為健康診断などで生活習慣病のリスクが指摘されていたとしても自覚症状が乏しいので治療が遅れたり、生活習慣の改善を行わないことが多く症状が割と進行してしまうといったこともあります。
また、高血圧や脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病は生活習慣が原因となるので高血圧+脂質異常症、糖尿病+高血圧、高血圧+糖尿病+脂質異常症といったように複数の病気になることも珍しくありません。
さらに怖いのが高血圧や糖尿病がさらに進行して合併症や動脈硬化などを引き起こしてしまうと死亡リスクであったり今後の生活が不自由になってしまう点です。
生活習慣病はお金がかかる
生活習慣病に限った事ではないのですが、病気になるとお金がかかります。
私が勤務する薬局は内科のクリニックのすぐそばにあるため、生活習慣病の方が非常に多く来局されるわけなのですが、糖尿病の方は毎回かなりの金額を払われることも多いです。
一番多く薬を処方されている患者さん(3割負担)では28日分の薬だけでなんと1万5千円ほど払われています。
この方は糖尿病だけではなく高血圧に高脂血症もあるためお薬の量がかなり多く仕方ないと言えば仕方ないのですが…
高血圧だけでもお薬の種類にもよりますが3割負担の方で28日分に数千円払われている方も多いです。
まとめ
生活習慣病は糖尿病や高血圧、高脂血症など普段よく耳にする病気が含まれています。
また、生活習慣病に含まれている病気というのはなかなか自覚症状を感じることが少なく、自覚してから受診するとかなり病気が進行してしまっているパターンも少なくありません。
生活習慣病に含まれる病気を患ったとしてもすぐに命の危険があるということは少ないですが、通院や医療費、合併症のリスクなど、今後の生活を不自由にしてしまう可能性があります。
また、生活習慣病に若いうちからなってしまうと当然病院や薬局での支払いは保険を使用しても3割負担で、お薬の値段自体も高いものが多い為金銭的な負担になることも考えられます。
意識して普段の生活を見直すことが節約にもなりますし、なにより健康で不自由のない生活を送れそうですね。
この記事を書いた人 Wrote this article
ゆうぞう
みなさんこんにちは! このサイトを運営しているゆうぞうと申します。 現在はとある調剤薬局で管理薬剤師をしております。 このサイトでは将来生活習慣病で困ることの無いように、今からできる対策などについて情報発信していきます。