みなさんこんにちは!
薬剤師のゆうぞうです。
今、いろんな種類の血糖値対策に効果のあるサプリメントの成分について調べているのですが、
その中で少し変わった方法で血糖値の上昇を抑えるものがありました。
この記事ではそんな少し変わった方法で血糖値の上昇を抑える
5-ALA
という成分について解説します。
そもそも5-ALAってなに?
5-ALAとは光感受性物質の一つでがん治療や脳腫瘍手術において腫瘍組織を見えるようにするために使われています。
本来はがん治療などに使われていた5-ALAなのでが、最新の研究によるとこの物質が血糖値にも影響を与える可能性がわかってきました。
光感受性物質とは
外部からの光による刺激に応じて、物理的な変化を起こす物質のことをいいます。
これらの物質は、光エネルギーを化学的な変化や電気的な信号に変換する能力を持っています。
ちなみに5-ALAは光感受性物質の一種で、がん治療や脳腫瘍手術で使用されています。
投与された患者の体内で5-ALAは腫瘍組織に蓄積する特徴があり、その後、外部からの特定の波長の光を照射することで5-ALAも光を出します。
そうする事で外科医は手術中に腫瘍組織を視覚的に特定する事ができるそうです。
どのように血糖値に影響する?
5‐ALAは高めの空腹時の血糖値を正常に近づけることをサポートして食後の血糖値の上昇を緩やかにする機能があります。
この、高めの空腹時血糖値を正常に近づける
というのが他の血糖上昇を抑制する健康食品には見られない機能なので調べてみました。
5-ALAを利用した健康食品の公式ホームページによると糖の燃焼を促すことで糖の代謝をサポートすることで
空腹時の高めな血糖値を正常な範囲に近づけることをサポートするようです。
他にも、広島大学の研究によると、5-ALAと鉄の組み合わせは糖尿病リスクの高い人々が糖尿病発症を予防する新たな戦略となり得ると結論付けられています。
詳しく知りたい方はこちらを見てください。https://www.sbipharma.co.jp/news/news/20130625/
とはいえまだまだ研究も初期段階なので、今後の研究に期待がよせられるところですね。
5-ALAは安全?副作用はある?
5-ALAは天然のアミノ酸でヒトや動物の体内で作られています。
また、食品中にも含まれているので実は普段の食事からでも取り入れているようなアミノ酸です。
副作用に関してですが、一部では吐き気や嘔吐といった消化器症状が報告されているそうですがこのような副作用は一般的にどんな薬でも見られることなのでそこまで気にする必要はないかと思われます。
もし取り入れてから気持ち悪いなと思うことがあればいったん中止してみましょう。
そんな5-ALAですが、食事などで取り入れる以上に摂取した場合はどんな問題が起こるのか気になりませんか?
5-ALAを過剰に摂取した場合の副作用は…
報告されていないそうです!
5-ALAは体内に蓄積することがないらしく、飲んでから3時間後には尿中に排出されてしまうので安全性が高い成分だと考えられています。
ですが、今のところ過剰摂取による副作用の報告はないそうですが、体質などによっては何かしらの悪影響が出てしまう可能性があるかもしれません。
使用方法やサプリメントの用量は守るようにしましょう。
5-ALAはどのような食物に含まれる?
5-ALAは多くの食品中に含まれており、特に発酵食品に多く含まれているみたいです。
発酵食品やその他多くの食品に含まれているのですが、食事のみから十分な量を摂取するのは難しいようです。
ちなみに発酵食品の中でも特に甘酒に多く含まれているそうです。
なんと多いものだと他の発酵食品の6倍にも及ぶそうです。
5-ALAを効率よく取り入れるには?
食事から十分な量を取り入れることは正直なところ難しいです。
そのため、十分な量を取り入れようと思うと、健康食品が選択肢に上がってきます。
5-ALAがメインの健康食品でおすすめしたいのが糖ダウンというもので、1カプセルあたり5-ALAがなんと15㎎も含まれています!
先ほど甘酒に多く含まれていますと書いていたのですが、その甘酒に含まれる5-ALAの量が100gあたり600μgだとして、
糖ダウン1カプセル分の5-ALAを甘酒で取り入れるには…
1㎎は1000㎍なので15㎎は15000㎍…
100gの甘酒に含まれる5-ALAの量が600㎍だから…
計算してみると…
なんと甘酒の量で2500g!つまり2.5㎏!!
甘酒2.5㎏はさすがに現実的ではありませんね💦
糖ダウンでは甘酒2.5㎏分の5-ALAを1カプセルで取り入れることが出来るのはすごいですね!
この記事を書いた人 Wrote this article
ゆうぞう
みなさんこんにちは! このサイトを運営しているゆうぞうと申します。 現在はとある調剤薬局で管理薬剤師をしております。 このサイトでは将来生活習慣病で困ることの無いように、今からできる対策などについて情報発信していきます。