「青汁って、結局本当に健康にいいの?」
テレビやSNSでよく目にする“青汁”。
なんとなく体に良さそう…というイメージはあるけれど、いざ購入しようとすると「種類が多すぎてよくわからない」という声も少なくありません。
しかも、調べれば調べるほど「大麦若葉が良い」「ケールがすごい」「乳酸菌入りが人気」など、情報が溢れすぎていて、結局どれを選べば良いのか迷ってしまいますよね。
私は薬剤師として日々たくさんの方と接していますが、特に40代以降の方から「健康診断の結果が気になって…」「生活習慣病って予防できるのかな?」といった相談を受けることが増えてきました。
そんな中で注目されているのが、「青汁を日々の健康習慣に取り入れてみよう」という動き。
とはいえ、青汁は薬ではありませんし、「これを飲めば病気が防げる!」と断言できるようなものではありません。
でも、野菜不足を補い、毎日の栄養バランスを整えるという意味では、とても手軽で優秀な健康サポート食品だと考えられます。
特に最近では、味や香りのクセも少なくなっていて、抹茶のように飲みやすいタイプや、フルーツ風味でお子さんでも続けやすいものまで幅広く登場しています。
この記事では、「青汁って本当に健康にいいの?」という疑問に答えるべく、薬剤師目線で青汁の基本情報をわかりやすく解説しつつ、楽天市場などでも人気の高い話題の青汁5商品を比較・紹介します。
実際に飲んだ人の口コミやレビューも参考にしながら、味・成分・価格・目的別に、あなたにぴったりの青汁を見つけるためのお手伝いをしていきます。
これから青汁を始めようと思っている方も、「前に試したけど続かなかった…」という方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
青汁って本当に健康にいいの?栄養と役割を薬剤師目線で解説
「青汁は健康にいい」と言われる理由には、明確な根拠があります。
その最大の理由は、現代人に不足しがちな栄養素を、手軽に補えるからです。
青汁は、主に大麦若葉やケール、明日葉などの栄養価の高い緑葉野菜を粉末状に加工したもの。
ビタミン類や食物繊維、ミネラル、葉緑素(クロロフィル)など、身体の調子を整える成分が豊富に含まれています。
青汁に含まれる主な栄養素とその働き
- 食物繊維:腸内環境を整え、便通をサポート
- ビタミンC・E・K:抗酸化作用や骨の健康維持
- カルシウム・マグネシウム:骨や神経伝達の調整
- ポリフェノールやSOD様作用成分:活性酸素を抑える抗酸化力
- 葉緑素(クロロフィル):体内の浄化作用が注目されている
特に食物繊維と抗酸化成分は、生活習慣病予防と深く関わるとされています。
腸内環境が整うことで、免疫力や代謝の向上が期待され、 また、酸化ストレスが軽減されることで、血管や細胞の老化予防にもつながる可能性があります。
日本人の野菜不足に青汁がマッチしている理由
厚生労働省が掲げる「野菜摂取目標量」は、1日350g以上ですが、 実際の平均摂取量は約280g前後にとどまっており、特に若年層や働き世代の野菜不足は深刻です。
忙しい毎日の中で、毎食バランスの良い食事を用意するのは難しい…。 そんな方にとって、青汁は“飲む野菜”として不足を補う手段になり得ます。
もちろん、青汁はあくまで食品であり、薬のように病気を「治す」わけではありません。
しかし、普段の食事からは摂りにくい栄養を、簡単に、継続的に補えるという点で、 「健康を維持するための土台」として活用されているのです。
飲み続けられるかが最大のポイント
青汁の健康効果を実感するためには、継続することが何より大切です。
そのためにも、「味が苦手で続けられない」「溶けにくくて面倒」といった問題を避けることが重要。
最近では、フルーツ青汁・乳酸菌入り・抹茶風味など、多様なタイプの製品が登場しており、 飲みやすさ・栄養バランス・コスパなどの観点から、自分に合ったものを選べるようになっています。
次の章では、そんな中でも口コミやレビューで話題になっている人気青汁5商品を、 成分や特徴を比較しながら詳しくご紹介していきます。
口コミやレビューで話題になっている人気青汁5選!
1. NATURAL AOJIRU 30包(株式会社えみの和)

「飲みやすさ」と「自然素材へのこだわり」の両立を追求した、株式会社えみの和の人気商品がNATURAL AOJIRU(ナチュラル青汁)です。
名前の通り、素材は完全無添加。保存料・着色料・香料などは一切使われておらず、身体にやさしい設計となっています。
原料には国産の大麦若葉を使用しており、栄養価の高さと安全性の両方にこだわった設計。さらに発酵植物エキスが加えられており、腸内環境を整えるサポートも期待されています。
飲みやすさの工夫が嬉しい
口コミでは、「苦味が少なくて抹茶風味でおいしい」「水でもサッと溶けて手間がない」などの評価が多く見られます。
粉末が非常に細かく、冷水でも溶けやすい点は、忙しい朝や職場での健康習慣にもぴったりです。
気になる価格と内容量
30包入りでおよそ3,500円前後(1杯あたり約117円)と、無添加青汁の中では比較的手ごろな価格帯に位置しています。
1日1杯で続けやすく、コスパと品質のバランスが良いため、「無理なく健康を意識したい人」に選ばれやすい製品です。
こんな方におすすめ
- ・青汁初心者で飲みやすさを重視したい方
- ・無添加・国産素材にこだわりたい方
- ・腸内環境が気になる方
2. 桑の葉粉末(株式会社REXiM)

糖質制限や血糖値ケアを意識している方に注目されているのが、株式会社REXiMの「桑の葉粉末」です。
この商品は、青汁というよりも“機能性を重視した粉末素材”に近い位置づけで、特に食後血糖値の上昇が気になる方に愛用されています。
主成分は国産の桑の葉100%
桑の葉には「デオキシノジリマイシン(DNJ)」という成分が含まれており、これは糖の吸収を穏やかにする作用があると報告されています。
REXiMの桑の葉粉末は、無農薬栽培の国産桑葉を100%使用しており、添加物や混合原料は一切なし。
口コミでは「くせが少なく抹茶のような味わい」「緑茶に近くて飲みやすい」といった声が多く、食事に取り入れやすい点も人気の理由です。
価格と内容量
内容量は100g(約1ヶ月分)で、価格は約1,800円前後と、継続しやすい価格帯。
粉末をそのまま水に溶かすだけでなく、ヨーグルトやスムージーに混ぜても美味しくいただけるのが嬉しいポイントです。
こんな方におすすめ
- ・血糖値が気になる方
- ・糖質制限中の方
- ・無添加・無着色にこだわるナチュラル志向の方
「青汁」という名前ではないものの、桑の葉は栄養価も高く、特に糖質コントロールを意識している方には非常におすすめの素材です。
3. 輝きの青汁(株式会社ナルミヤ)

株式会社ナルミヤが販売する「輝きの青汁」は、体の中から輝くような健康美を目指す方に人気の青汁です。
この製品の最大の特徴は、国産大麦若葉に加え、ユーグレナ(ミドリムシ)を配合している点です。
ユーグレナは、植物と動物の両方の栄養素を持つスーパーフードとして注目されており、ビタミン・ミネラル・アミノ酸・不飽和脂肪酸など、59種類の栄養素を含んでいます。
美容と健康の両立をサポート
「輝きの青汁」は、美容面にも配慮された成分設計で、健康を意識しながら肌の調子も整えたいという方から支持されています。
また、苦味が少なく抹茶風味で、水・牛乳・豆乳などに溶かしても美味しくいただけるという声が多数。
女性を中心に「朝の一杯が楽しみになった」「飲みやすくて毎日続けられる」といった口コミも見られます。
価格と内容量
30包入りで約2,800〜3,200円前後の価格帯。1杯あたり約100円程度で、栄養バランスや飲みやすさを考えるとコスパは良好です。
こんな方におすすめ
- ・健康と美容の両方を意識したい方
- ・ユーグレナの栄養素を効率よく摂りたい方
- ・抹茶風味で飲みやすい青汁を探している方
青汁に美容や美肌効果も求めるなら、この「輝きの青汁」は非常にバランスのとれた選択肢となります。
4. 乳酸菌九州青汁(株式会社オーガランド)

コスパの良さと豊富な成分量が魅力の「乳酸菌九州青汁」は、楽天市場で高評価レビューを多く集める人気のロングセラー商品。
製造元の株式会社オーガランドは、サプリメントや健康食品を手がけることで有名なメーカーで、「無理なく健康をサポートする」コンセプトのもと、多くのユーザーに支持されています。
主原料は九州産大麦若葉+乳酸菌
この青汁の最大の特徴は、国産大麦若葉に加え、乳酸菌(1杯あたり1億個)が配合されている点。
腸内環境を整えたい方や、便通の乱れが気になる方には、非常に嬉しいポイントです。
また、栄養機能食品(ビタミンC)にも指定されており、美容や免疫面を意識したい方にもおすすめです。
飲みやすさとコスパの良さ
口コミでは「青汁なのに甘みがあって飲みやすい」「冷水でも溶けやすくて便利」という声が多く、継続性の高さが評価されています。
しかも、1杯あたり約20〜30円という非常にリーズナブルな価格帯は、毎日続けたい人にとっては大きな魅力です。
価格と内容量
内容量は約60包入りで約1,300〜1,600円前後と非常に手頃。家族での利用やまとめ買いにも向いています。
こんな方におすすめ
- ・コスパ重視で青汁を始めたい方
- ・腸内環境を整えたい方
- ・乳酸菌入り青汁を探している方
お財布にやさしく、手軽に続けられる乳酸菌青汁は、日々の健康習慣の第一歩としてぴったりです。
5. 国産フルーツ青汁(株式会社光生)

青汁に「美味しさ」と「飲みやすさ」を求める方にぴったりなのが、株式会社光生の「国産フルーツ青汁」です。
従来の「苦い・まずい」といった青汁のイメージを覆す、まるでスムージーのような飲みやすさが特徴で、特に若年層や女性層から高評価を得ています。
国産大麦若葉+フルーツ配合で飲みやすい
主原料には、国産の大麦若葉に加え、バナナ・リンゴ・キウイ・マンゴーなどのフルーツエキスをブレンド。
さらに、美容やダイエットサポートに嬉しい乳酸菌・酵素・ビタミン類も含まれており、「おいしい健康習慣」を実現できる製品です。
口コミでは、「青汁とは思えない美味しさ」「おやつ感覚で続けられる」「子どもも飲めた!」などの声が多く、家族での健康維持にも使いやすいタイプです。
価格と内容量
内容量は30包入りで価格は約2,400〜2,800円前後。1杯あたり80〜90円程度と、機能性と飲みやすさを考えるとコスパもまずまずです。
こんな方におすすめ
- ・青汁の苦味が苦手な方
- ・フルーツ味で楽しく続けたい方
- ・美容や腸活も一緒に意識したい方
青汁初心者の方や、「まずは美味しく続けたい」という方には、特におすすめの1本。
ダイエットサポートや食生活の見直しを考えている方にもマッチしやすい製品です。
青汁5製品の比較まとめ&目的別おすすめタイプを紹介
ここまで、口コミで人気のある青汁5製品をご紹介してきました。
どれも魅力的な特徴がある反面、「自分にはどれが合っているのか迷う…」という方も多いはず。
そこでこの章では、先ほどの5商品を表にまとめて比較しつつ、「こんな方にはこれ!」という目的別の選び方をご提案します。
人気青汁5選の比較表
商品名 | 主な原料 | 特徴 | 味・飲みやすさ | 価格帯 |
---|---|---|---|---|
NATURAL AOJIRU (えみの和) | 国産大麦若葉、発酵植物エキス | 完全無添加・腸内環境に◎ | 抹茶風味で飲みやすい | 約3,500円/30包 |
桑の葉粉末 (REXiM) | 国産桑の葉100% | 糖質対策に◎、無添加 | 緑茶風でスッキリ | 約1,800円/100g |
輝きの青汁 (ナルミヤ) | 大麦若葉、ユーグレナ | 美容と健康を両立 | 抹茶風味で飲みやすい | 約3,000円/30包 |
乳酸菌九州青汁 (オーガランド) | 大麦若葉、乳酸菌、ビタミンC | 腸活&コスパ◎ | ほんのり甘め | 約1,300円/60包 |
国産フルーツ青汁 (光生) | 大麦若葉、フルーツ酵素 | 美味しく続けられる | フルーツ風味でスッキリ | 約2,600円/30包 |
あなたにぴったりの青汁はどれ?目的別おすすめタイプ
✔ 無添加&自然派志向なら
NATURAL AOJIRU(えみの和)がぴったり。完全無添加+発酵植物エキスで、腸内環境を整えたい方や素材にこだわりたい方に最適です。
✔ 糖質対策や血糖値ケアを意識するなら
桑の葉粉末(REXiM)がおすすめ。DNJ(デオキシノジリマイシン)を含み、食後血糖値の上昇が気になる方やダイエット中のサポートに。
✔ 健康と美容を両立したい方は
輝きの青汁(ナルミヤ)。ユーグレナを含む59種の栄養素で、体の内側から美容と栄養をサポート。
✔ コスパ重視・毎日続けたいなら
乳酸菌九州青汁(オーガランド)は1杯約30円と続けやすく、乳酸菌・ビタミンも摂れるバランスの良さが魅力。
✔ とにかく美味しさ重視なら
国産フルーツ青汁(光生)が◎。青汁初心者でも飲みやすく、スムージー感覚で続けやすい一品です。
選ぶときのポイントは“無理せず続けられること”
青汁はあくまで健康をサポートする食品ですが、「飲み続けられるかどうか」が最大のカギになります。
味の好み・栄養バランス・価格のバランスを見ながら、ライフスタイルに合った1杯を見つけて、まずは1日1杯からスタートしてみましょう。
次は、青汁を始める上で意識したい習慣や、日常生活での取り入れ方などをまとめていきます。
まとめ:無理なく続けられる青汁で健康習慣をスタート
「青汁って本当に健康にいいの?」という素朴な疑問からスタートしたこの記事。
実際に調べてみると、青汁は昔のように「苦くて飲みにくい健康食品」ではなく、今では味・成分・飲みやすさ・価格すべてにおいて進化を遂げた“続けやすい健康サポートドリンク”になっていることがわかります。
また、大麦若葉やケール、桑の葉、ユーグレナ、乳酸菌、酵素など、製品によって含まれる栄養や特徴もさまざま。
重要なのは、「どれが一番良いか」ではなく、自分の目的や体質、生活スタイルに合った1本を選ぶことです。
青汁は健康維持の“土台づくり”
青汁はあくまで栄養補助食品。病気を治す薬ではありません。
ですが、野菜不足の補助や腸内環境のサポート、抗酸化作用による体調管理など、日々の体調を整える“土台”としては非常に頼れる存在です。
特に、生活習慣病のリスクが気になる方や、健康診断の数値が気になりはじめた方には、食事や運動に加えて「青汁を取り入れる」ことが一つの選択肢になります。
薬剤師としてのおすすめの始め方
- ・最初は1日1杯から、無理なくスタート
- ・継続できるよう「味」と「価格」のバランスを意識
- ・牛乳や豆乳、ヨーグルトに混ぜて飲みやすくアレンジ
実際に薬局でも、青汁を継続して飲んでいる方からは「便通が安定した」「体調の波が減った」といった感想をいただくことがあります。
もちろん、感じ方には個人差がありますが、“意識して栄養を補う”という習慣が健康への第一歩になることは間違いありません。
気になった商品から、まずは試してみる
今回は楽天市場で購入できる人気の青汁を5つご紹介しましたが、どれも味や成分にこだわった信頼できる製品ばかりです。
気になる商品があれば、まずは1箱から試してみるところからスタートしてみてください。
「今日の1杯」が、あなたや家族の健康を支えるきっかけになるかもしれません。
ぜひ、あなたにぴったりの青汁を見つけて、健康的な毎日をサポートしていきましょう!
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この記事を書いた人 Wrote this article
ゆうぞう
みなさんこんにちは! このサイトを運営しているゆうぞうと申します。 現在はとある調剤薬局で管理薬剤師をしております。 このサイトでは将来生活習慣病で困ることの無いように、今からできる対策などについて情報発信していきます。