糖尿病にならないための食べ方の工夫5選

皆さんは普段の食事をどのようにとっているでしょうか?

好きなものから先に食べる、好きなものは最後に食べる、お腹がすいた時しか食事しない。

などなど、人によって様々かと思います。

ですが、食事の仕方って実はとても重要です。

糖尿病は生活習慣病の一つであり、食事の仕方がその予防に大きな影響を与えることが分かっています。

今回は、糖尿病にならないための食べ方の工夫に焦点を当てて、日常生活に取り入れやすい食べ方の工夫を5つ紹介します。

取り入れてもらいたい食べ方の工夫5選

  1. 朝、昼、夜と3食規則正しくしっかり食べる
  2. 腹八分目を心掛け、ゆっくりよく噛んで食べる
  3. 食物繊維を多く含む食品を食べる
  4. バランスよく食事をする
  5. 食べる順番を考える

以上が食べ方の工夫5選となります。

なぜその工夫が糖尿病の予防につながるのか少し掘り下げて説明します。

朝、昼、夜と3食規則正しくしっかり食べることが糖尿病の予防につながる理由

1つ目の

朝、昼、夜と3食規則正しくしっかり食べることが糖尿病の予防につながる理由は、食事のタイミングや量を適切にコントロールすることで血糖値の安定化につながるからです。

特に朝食をしっかり摂ることは重要で、朝食を抜くと血糖値のコントロールが難しくなってしまいます。

詳しくは朝食を抜くと糖尿病になるリスクが増えるってホント?薬剤師が解説を見てください!

また、食事を規則正しく摂ることで食欲をコントロールしやすくなり、過食を防ぐといった効果も期待できます。

さらに、食事の間隔を空けることも大切となっており、食事と食事の間隔を4~5時間空けることで血糖値の上昇を抑える効果があるとされています。

なので、3食規則正しくしっかり食べることは血糖値のコントロールをしやすくなり、糖尿病の予防につながります。

他にも過食を防ぎ体重管理をしやすくなるのも良いですね。

ゆっくりよく噛んで食事をすることと腹八分目を心がけることが糖尿病の予防につながる理由

2つ目の

ゆっくりよく噛んで食事をすることと腹八分目を心がけることが糖尿病の予防につながる理由は、食事の摂取量と血糖値の上昇をコントロールする効果があるためです。

食事をゆっくりと摂ることで満腹感を得やすくなり、食べ過ぎを防ぐことができます。

また、よく噛むことで唾液の分泌が促されて、食事の消化吸収がスムーズになります。

さらに、食事をゆっくりと摂ることで食事量をコントロールしやすくなり、腹八分目を守りやすくなります。

これにより、過剰な食品の摂取を抑制し、血糖値の急激な上昇を防ぐことができるという訳です。

したがって、よく噛んでゆっくり食べる事は血糖値のコントロールに役立ち、糖尿病の予防につながります。

食物繊維を多く含む食品を摂取することが糖尿病の予防につながる理由

3つ目の

食物繊維を多く含む食品を摂取することが糖尿病の予防につながる理由には、いくつかの理由があります。

まず、食物繊維は消化・吸収されないという特徴があるため腸まで達し、腸の働きを改善し、糖質の吸収をゆるやかにするなどの効果があります。

また、食物繊維が多い食事は、よく噛まないと飲み込みにくいですよね?

その為、よく噛む必要があり、満腹感が得られやすくなります。

その結果食べ過ぎを防いで肥満予防につながるとされています。

さらに、脂質やコレステロールなどの吸収を抑えることで、動脈硬化の予防にもつながるとされています。

したがって、食物繊維を多く含む食品を摂取することは、満腹感を得やすくし、食べ過ぎを防ぎ、血糖値の上昇を抑制する効果があるので糖尿病の予防につながるとされています。

また、脂質やコレステロールなどの吸収を抑えるので生活習慣病全般の予防にぜひ、毎回の食事に取り入れたいですね!

バランスよく食事を摂ることが糖尿病の予防につながる理由

4つ目の

バランスよく食事を摂ることが糖尿病の予防につながる理由は、血糖値の安定化や肥満の予防に関連しています。

バランスの取れた食事とは炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素を適切な割合で摂取することを言います。

例えば、炭水化物を多く食べ過ぎると血糖値の急激な上昇が起きてしまいます。

炭水化物だけでなく、その他の栄養素もバランスよく取れる食事を心がけることで血糖値の上昇を抑制することができます。

また、肥満は糖尿病のリスクを上昇させる要因の一つであり、バランスの取れた食事は肥満の予防にもつながります。

したがって、バランスの取れた食事は血糖値のコントロールや健康な体重維持の為には重要で、糖尿病の予防につながるとされています。

食事の食べる順番が糖尿病の予防につながる理由

5つ目の

食事の食べる順番が糖尿病の予防につながる理由は、食後の血糖値の上昇を抑制し、満腹感を得やすくし、食べ過ぎを防ぐことです。

食事の最初に食物繊維を多く含む食品やタンパク質、脂質を摂ることが重要です。

具体的には、食事開始後の少なくとも5分間は、サラダなどの食物繊維を含む食品、魚料理などのタンパク質、脂質を含む食品を食べるようにしましょう。

その後に炭水化物を含む食品を摂るようにします。

なぜ食物繊維を含む食品やタンパク質、脂質を含む食品を初めに食べるのが良いのかというと、食物繊維は食後の高血糖や体重増加を抑制する事が期待できる点です。

また、タンパク質や脂質を含む食品は消化管ホルモンの分泌を促し、食後高血糖を抑制する効果が期待されています。

したがって、食べる順番を工夫する事が食後の血糖値の上昇を抑えるのに重要で、糖尿病の予防につながるとされています。

まとめ

糖尿病にならない為の食べ方の工夫5選は 

1.朝、昼、夜と3食規則正しくしっかり食べる

2.腹八分目を心掛け、ゆっくりよく噛んで食べる

3.食物繊維を多く含む食品を食べる

4.バランスよく食事をする

5.食べる順番を考える

でした!

忙しくて朝ごはんが食べれない、

そもそもそんなにご飯に時間を割けない

という方は多いと思います。

ただ、今回ここに挙げた5つの工夫を上手に利用できれば、将来の糖尿病になってしまうリスクを減らす事ができます。

もし、糖尿病になってしまうと病院にも通院しないといけませんし、薬代も決して安くはありません。

自分の将来への投資だと思って実践していただけると嬉しいです。

この記事を書いた人 Wrote this article

ゆうぞう

みなさんこんにちは! このサイトを運営しているゆうぞうと申します。 現在はとある調剤薬局で管理薬剤師をしております。 このサイトでは将来生活習慣病で困ることの無いように、今からできる対策などについて情報発信していきます。

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