- 2026年4月30日
トクホと機能性表示食品の違いは?血圧が気になる人が見るべきポイント
トクホと機能性表示食品は何が違う?血圧が気になる人向けに、国の審査・許可の有無、届出表示、関与成分、摂取目安量、商品選び……

「DHC高めの血圧対策とヒハツ&ギャバの恵みはどっちがいい?」
「どちらもGABA入りだけど、何が違うの?」「血管の柔軟性と血流への機能は同じ?」「冷えやむくみも気になるなら、どちらを選ぶべき?」
高めの血圧が気になる方向けのサプリメントを探していると、この2商品で迷う方もいるのではないでしょうか。
どちらもGABAを含みますが、追加されている機能性関与成分は異なります。
結論からいうと、高めの血圧に加えて血管の柔軟性に関する機能も重視するなら「DHC高めの血圧対策」、手の冷えや一過性の脚のむくみも気になるなら「ヒハツ&ギャバの恵み」が比較候補になります。
DHCには血管の柔軟性を維持する機能が報告されているカツオ由来エラスチンペプチド、ヒハツ&ギャバの恵みには冷えによる末梢血流の低下などに関係するヒハツ由来ピペリン類が含まれています。
ただし、血管の柔軟性と末梢血流に関する機能は同じではありません。また、GABAの配合量が多いほど血圧への作用が強いとも限りません。
この記事では薬剤師の視点から、GABA量、血管の柔軟性、冷え・むくみ、価格、飲み方、安全性まで比較し、目的別の選び方を解説します。
最も大きな違いは、血圧以外にどのような機能が届け出られているかです。
高めの血圧と血管の柔軟性を意識するならDHC、手の冷えや一過性の脚のむくみも気になるならヒハツ&ギャバの恵み、という違いがあります。
ただし、どちらも医薬品ではなく、高血圧症や動脈硬化、病気によるむくみを治療する商品ではありません。
まずは、メーカー公式情報と機能性表示食品の届出内容をもとに、基本的な違いを確認しましょう。
DHC高めの血圧対策は、GABAとカツオ由来エラスチンペプチドを含むサプリメントです。
GABAには血圧が高めの方の高めの血圧を下げる機能、カツオ由来エラスチンペプチドには血管の柔軟性を維持する機能が報告されています。
詳しい成分や口コミ、注意点については、DHC高めの血圧対策の口コミ・成分・注意点を薬剤師が解説した記事でも紹介しています。
ヒハツ&ギャバの恵みは、GABAとヒハツ由来ピペリン類という2種類の機能性関与成分を含む商品です。
高めの血圧に加えて、冷えによる末梢血流の低下や、健常な女性の一過性の脚のむくみなどに関する機能も届け出られています。
商品のメリット・デメリットや口コミについては、ヒハツ&ギャバの恵みの口コミ・成分・注意点を解説した記事も参考にしてください。
両商品に共通しているのは、GABAによる高めの血圧に関する機能性表示です。
また、どちらも機能性表示食品であり、特定保健用食品(トクホ)ではありません。
機能性表示食品は、事業者の責任で科学的根拠などを消費者庁に届け出る制度です。トクホとは異なり、国による商品ごとの有効性・安全性の個別審査を受けたものではありません。
一方、追加成分の目的は大きく異なります。
そのため、機能性表示の数だけで優劣を決めるのではなく、自分がどの機能を重視したいかで選ぶことが大切です。
両商品のGABA量には大きな違いがあります。
ヒハツ&ギャバの恵みには、DHCの約3.3倍のGABAが含まれています。
しかし、GABA量が約3.3倍だからといって、血圧を下げる作用も約3.3倍になるわけではありません。
血圧に関する機能を比較する際には、配合量だけでなく、研究対象者、摂取期間、試験方法、評価項目などを確認する必要があります。
また、GABAという成分の研究結果と、実際の商品同士を直接比較した臨床試験の結果は異なります。
今回確認した公式資料の範囲では、この2商品を直接比較して、どちらがより大きく血圧を下げるかを示した臨床試験は確認できませんでした。
そのため、血圧への作用の強さをGABA量だけで判断するのは適切ではありません。
DHC高めの血圧対策の特徴が、カツオ由来エラスチンペプチドによる血管の柔軟性に関する機能です。
血管には血液の流れに応じて広がったり縮んだりする働きがあり、こうした性質は血液の流れや血圧の調節とも関係しています。
加齢によって血管の性質が変化することもあるため、血管の柔軟性は健康を考えるうえで注目される指標の一つです。
DHCに含まれるカツオ由来エラスチンペプチドには、加齢とともに低下する血管の柔軟性(血管を締め付けた後の血管の拡張度)を維持する機能が報告されています。
ただし、ここでいう血管の柔軟性は、血管を締め付けた後の拡張度という指標です。
動脈硬化の改善や血管年齢の若返り、心筋梗塞・脳卒中の予防を意味するものではありません。
また、ヒハツ&ギャバの恵みには、この血管の柔軟性に関する機能性表示はありません。
血管の柔軟性に関する届出機能も重視したい方には、DHCが比較候補になります。
ヒハツ&ギャバの恵みの特徴は、冷えによる末梢血流の低下に関する機能性表示があることです。
含まれているヒハツ由来ピペリン類には、冷えにより低下した末梢血流を正常に整え、冷えによる手の皮膚表面温度の低下を軽減する機能が報告されています。
ここで重要なのは、あらゆる冷え症状の改善を意味するわけではないという点です。
手足の冷えの原因となる病気を治療したり、必ず身体が温かくなったりするという意味ではありません。
また、DHCの「血管の柔軟性」と、ヒハツ&ギャバの恵みの「冷えによる末梢血流」は異なる指標です。
そのため、DHCに血管の柔軟性の機能があるからといって、ヒハツ&ギャバの恵みと同じ手の冷えに関する機能が確認されているわけではありません。
高めの血圧に加えて、冷えによる手の皮膚表面温度の低下も気になる方では、ヒハツ&ギャバの恵みを検討する理由があります。
ヒハツ&ギャバの恵みには、脚のむくみに関する機能性表示もあります。
ヒハツ由来ピペリン類には、脚のむくみが気になる健常な女性の、夕方の一過性の脚のむくみを軽減する機能が報告されています。
この機能は、健常な女性の病的ではない一過性のむくみを対象としたものです。
一方、DHC高めの血圧対策には脚のむくみに関する機能性表示はありません。
ただし、脚のむくみが長時間続く場合や、片脚だけがむくむ場合、痛みや赤みがある場合などは、病気が関係する可能性もあります。
むくみが続く場合は健康食品で様子を見ず、医療機関への相談を優先してください。急な息苦しさや胸の痛みを伴う場合は、緊急の対応が必要になることもあります。
ヒハツ&ギャバの恵みには、GABAによる血圧以外の機能性表示もあります。
例えば、睡眠の質(眠りの深さ)の向上、すっきりとした目覚めのサポート、仕事や勉強による一時的な精神的ストレス・疲労感の緩和などです。
一方、DHC高めの血圧対策で届け出られている機能は、高めの血圧と血管の柔軟性に関するものです。
そのため、睡眠の質や一時的なストレスも気になる方には、ヒハツ&ギャバの恵みの方が届出機能の範囲は広くなります。
ただし、機能性表示の数が多いほど優れているという意味ではありません。また、不眠症や精神疾患を治療する商品でもありません。
毎日続ける場合は、1日に飲む粒数も確認したいポイントです。
DHC高めの血圧対策は1日1粒が目安です。
水またはぬるま湯で、かまずに摂取します。
粒数を少なくしたい方には、取り入れやすい形でしょう。
ヒハツ&ギャバの恵みは1日2粒が目安です。
メーカーでは、水またはぬるま湯とともに摂取するよう案内されています。摂取するタイミングについては、購入した商品の表示を確認してください。
どちらも30日分の商品で比較すると、1袋で使用できる日数に違いはありません。
ただし、1日の粒数はDHCの方が少なくなります。日々の飲みやすさを重視する方は、この違いも参考にするとよいでしょう。
血圧向けの健康食品を継続する場合、毎月の費用も重要です。
ここでは2026年10月20日時点で確認できた価格をもとに、参考コストを比較します。
DHC公式通販では、30粒・30日分の通常購入価格は2,079円(税込)です。
この価格で計算すると、次のようになります。
なお、2026年10月20日時点のDHC公式通販では、30日分が期間限定価格1,890円(税込)で販売されています。キャンペーン期間は2026年11月26日までと案内されています。
ただし、上記の継続費用は通常価格での参考計算です。期間限定価格や定期購入の割引、送料は反映していません。
2026年10月20日時点で確認した和漢の森Yahoo!ショッピング公式店では、60粒・30日分の通常購入価格は3,480円(税込・送料無料)です。
この価格で計算すると、次のようになります。
こちらも単品価格を基準とした参考計算です。セット割引や定期購入、ポイント還元などは反映していません。
今回確認した価格では、30日分で1,401円、1日あたり約47円の差があります。
12袋・360日分の参考計算では、差は16,812円になります。
ただし、DHCはメーカー公式通販の通常価格、ヒハツ&ギャバの恵みはYahoo!ショッピング公式店の販売価格を比較しています。
同一販売店の実売価格比較ではないため、実際の費用差は購入する時期や販売条件によって変わります。
価格と1日の粒数を重視するならDHC、追加の届出機能も含めて考えるならヒハツ&ギャバの恵みという選び方ができます。
購入時には送料、セット内容、定期購入の条件もあわせて確認してください。
健康食品であっても、体質や服薬状況によって摂取に注意が必要です。
特に、この2商品では降圧薬を服用している方への注意事項が異なります。
DHCの公式情報では、疾病のある方は医師に、医薬品を服用している方は医師・薬剤師に相談するよう案内されています。
また、DHC高めの血圧対策には、カツオ由来エラスチンペプチドが含まれています。
魚由来の原材料にアレルギーのある方は、購入前に原材料やアレルギー情報を確認し、不安がある場合は医師に相談してください。
妊娠中・授乳中の方や未成年者などを対象に開発された商品でもありません。
ヒハツ&ギャバの恵みでは、降圧薬を服用している方は本品の摂取を避けるよう、届出情報で案内されています。
これはDHCの「医師・薬剤師に相談」という案内とは異なる重要な注意点です。
また、ヒハツ&ギャバの恵みには複数の植物由来原材料が含まれるため、食品アレルギーや体質との相性にも注意が必要です。
むくみが長時間続く、左右で差がある、身体のほかの部分もむくむ場合には、医師の診察を受けるよう届出情報でも案内されています。
どちらの商品も、処方されている血圧の薬の代わりにはなりません。自己判断で薬を減らしたり、中止したりすることは避けてください。
また、食品だから必ず安全というわけではありません。摂取後に体調の異変を感じた場合は使用を中止し、必要に応じて医療機関に相談しましょう。
高めの血圧に加えて、加齢に伴う血管の柔軟性に関する機能も重視するなら、DHC高めの血圧対策が比較候補になります。
1日1粒で、今回確認した参考価格ではヒハツ&ギャバの恵みより継続費用を抑えやすい点も特徴です。
冷えによる手の皮膚表面温度の低下も気になるなら、ヒハツ&ギャバの恵みを検討する理由があります。
ヒハツ由来ピペリン類による末梢血流に関する届出機能があるためです。
健常な女性で、夕方の一過性の脚のむくみが気になる方には、ヒハツ&ギャバの恵みの届出機能が参考になります。
ただし、病気によるむくみを改善する商品ではありません。むくみが続く場合は原因の確認を優先しましょう。
今回の参考価格ではDHCの方が低コストで、1日の摂取目安量も1粒と少なくなっています。
血管の柔軟性と冷え・むくみのどちらを重視するかが決まっていない場合は、こうした継続条件も判断材料になります。
ヒハツ&ギャバの恵みです。1日摂取目安量あたり、DHCは30mg、ヒハツ&ギャバの恵みは100mgのGABAを含みます。ただし、配合量の違いだけで血圧への作用の強さは判断できません。
現時点では優劣を判断できません。両商品を直接比較した臨床試験は確認できていないため、成分量や機能性表示の数から血圧への作用の強さを決めることはできません。
同じではありません。DHCの届出機能は、血管を締め付けた後の拡張度で評価する血管の柔軟性に関するものです。一方、ヒハツ&ギャバの恵みには、冷えによる末梢血流や手の皮膚表面温度に関する機能が報告されています。
ヒハツ&ギャバの恵みです。ただし、届出機能の対象は冷えによる手の皮膚表面温度の低下や、健常な女性の夕方の一過性の脚のむくみです。病気による症状を治療するものではありません。
今回確認した参考価格ではDHCの方が低コストです。ただし、販売店やキャンペーン、セット数によって価格は変わるため、購入時点の税込価格と送料を比較してください。
DHCでは医薬品を服用している方は医師・薬剤師への相談が必要です。一方、ヒハツ&ギャバの恵みは、降圧薬を服用している方は摂取を避けるよう案内されています。処方薬の代わりに健康食品を使うことも避けてください。
どちらもGABAを含むため、同じ目的で重ねて摂取する必要性は高くありません。併用によって効果が高まるという根拠も確認できません。特に服薬中の方は、自己判断で併用しないでください。
DHC高めの血圧対策とヒハツ&ギャバの恵みは、どちらもGABAを含む機能性表示食品ですが、追加成分と届出機能が異なります。
主な違いをまとめると、次のようになります。
高めの血圧に加えて血管の柔軟性を意識するならDHC、手の冷えや一過性の脚のむくみも意識するならヒハツ&ギャバの恵み。
このように目的で分けると、選びやすくなります。
ただし、GABA量や届出機能の数だけで、血圧への作用の優劣を決めることはできません。
また、血管の柔軟性を維持する機能と、冷えによる末梢血流の低下を軽減する機能は異なります。
自分に必要な届出機能、1日の粒数、継続費用、安全上の注意を確認して選ぶことが大切です。
なお、どちらも高血圧症を治療する医薬品ではありません。血圧が高い状態が続く場合は、健康食品だけに頼らず、家庭血圧の測定や減塩・運動などの生活習慣の見直しと、必要な医療機関への相談を優先してください。
DHC高めの血圧対策は、高めの血圧に加えて血管の柔軟性に関する機能も重視する方の比較候補です。購入を検討している方は、楽天市場でDHC高めの血圧対策の最新価格を確認してみてください。20日分と30日分があるため、内容量にも注意しましょう。
一方、ヒハツ&ギャバの恵みは、高めの血圧に加え、冷えによる手の皮膚表面温度の低下や健常な女性の一過性の脚のむくみも気になる方の比較候補です。楽天市場でヒハツ&ギャバの恵みの価格・購入条件を確認し、続けやすい費用かどうかも比較してみましょう。
※販売価格・送料・ポイント還元・内容量・セット条件などは変更される場合があります。注文前に最新の情報をご確認ください。
ほかのGABA配合商品とも比較したい方は、次の記事も参考にしてください。
目的が異なる商品を比較すると、どの機能性関与成分を重視したいかが整理しやすくなります。
※商品情報・価格の確認日:2026年10月20日。価格や販売条件は変更される場合があります。
※本記事の機能性に関する説明は、各商品の届出表示およびメーカー公開情報に基づいています。成分に関する研究結果と、商品同士を直接比較した臨床試験の結果は異なります。
※本記事は一般的な健康情報を提供するものであり、疾病の診断・治療・予防を目的としたものではありません。医薬品を服用している方や治療中の方は、医師・薬剤師に相談してください。
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